アルメニアに行ってきた ゾォラツ・カレール、ノラヴァンク、ホールヴィラップ

夜が明けたら快晴だった。ゴリスの町を車で軽く巡ってから旅路に着く。

この日訪れたのは

  • Zorats Karer(ゾォラツ・カレール、アルメニアストーンヘンジと呼ばれる)
  • Noravank(12-14世紀、ノラヴァンク修道院
  • ノラヴァンクそばのワイナリー
  • Khor Virap(4-17世紀、ホールヴィラップ)

の4カ所。夜はエレバンに戻った。()内の年号は建築年。
参考サイト:DTACシュニク地方 ヴァヨツ・ゾル地方

ホテルを出て、何もない草原に忽然と現れるゾォラツ・カレールへ行く。英国にあるストーンヘンジにも似ている、どこまでも続く謎の石、石、石。いつ作られたものかは諸説あるが、ストーンヘンジよりも古いとか、そうでないとか。

Zorats Karer

Zorats Karer Zorats Karer

Zorats Karer Zorats Karer

その後はひたすら北上して、ノラヴァンク修道院へ。ここの建物のひとつにキリストの顔が彫られていて驚いた。ガイド氏曰くアルメニアではここだけ、もしかしたら世界中でもここだけかもしれないとのこと。

このノラヴァンク、そしてこれ以降訪れる場所は首都エレバンから日帰りツアーで来られる距離なので、大人数のツアー客をよく見かけた。ランチをとった修道院すぐそばのレストランも大きなフロアを擁し、欧米系の団体客が複数ワインを飲みながらにぎやかに談笑していた。

Noravank

Noravank Noravank

Noravank Noravank

それから修道院のほど近くにあるワイナリーでワインの製造過程をざっと見学、試飲と買い物をした。1本1500ドラム程度(日本円で500円弱程度)で結構美味しいワインが買えてしまう。ロシアから来た客が大量に購入していくことが多いという。アルメニアの最大の貿易相手国はロシア、この国で手に入る美味しい農作物はほとんど国内かロシアで消費されるのだろう。

Areni winery Areni winery

さらにエレバンに近づき、トルコとの国境近くにあるホールヴィラップ修道院に立ち寄る。トルコとの国境が近く、天気がよければアルメニア人にとっての聖地・アララト山が見える。そのためここはよくアララト山を遠景に、手前のワイン畑と合わせて写真に収められている。オスマン・トルコによるアルメニア人虐殺があったときは、命からがら逃げてきた人が、あの国境を越えてこの修道院に逃げ込んできたのだ…という話を聞いた。

Khor Virap

この日はもやが多く、アララト山は「かすか」に見える程度だった。ホールヴィラップ内の教会地下には、アルメニアキリスト教を国教として正式に認めるきっかけとなった聖グレゴリウスが14年に渡り幽閉されていた地下牢獄がある。ほぼ直角の梯子を使って地下に下りて、ガイド氏から聖グレゴリウスが当時の王の病を「治した」逸話を聞いた。

Khor Virap Khor Virap

Khor Virap Khor Virap

夜は首都に戻り、はじめ2泊と同じホテルに泊まった。晩御飯は市内で見つけた小さなお店でパンを購入し、道端で食べた。ついでにスーパーマーケットで土産ものを色々購入、具体的にはトマトペーストやケチャップ、ドライフルーツなどを買った。