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最近気になった学術出版関係ニュースいろいろ(2011年1〜2月)

先の週末に「最近気になったScholarly Kitchen記事」を書こうと思ったらWordPress.comが落ちてて読めない・・・これは種々雑多なソース経由のニュースをまとめろという何かのお告げ・・・?ということで、2月に自分の目に留まったニュースを掘り出してみまし…

PLoS ONE方式のオープンアクセス雑誌

雨後のタケノコのように増えてきたオープンアクセスジャーナルのなかでも、「 ジャーナリズムはPLoS ONEがお好き? -朝日新聞編- - かたつむりは電子図書館の夢をみるか」にあるように"PLoS ONE"は「査読の方法が独特(方法と解釈が妥当なら載せる方針とか。…

最近気になったSholarly Kitchen記事色々(2010年12月〜2011年1月)

はじめはScholarly Kitchen以外の色々なソースから集めようと思ったんですが、多すぎて収拾がつかなくなったのでひとまず。 Data-mining Google Books: Does the Reader Have To Be Human? « The Scholarly Kitchen 「著作権法には抵触しない、なぜならこの…

2010年11月 目についた出版関連記事

自分が気になったところを書き出しておく。 科学出版関連:論文の山を越えて Global science: Climbing Mount Publishable | The Economist 中国人研究者による研究は、英語論文の引用数が目立って少ない。アメリカ人研究者だと平均14.3回引用するが、中国人…

国際数学連合、ジャーナル出版に一言

Best Current Practices for Journals (August 2010) (リンク先:PDF。直接開きたくない方はこちらから。)簡潔ですぐに読めますが、論文出版に関わる人にとっては面白い文章と思います。8月に発表されたものなので既に知っている方も多いとは思いますが。…

オープンアクセスの分類

ご無沙汰してます。今週はオープンアクセスウィークですね。ふと自分が理解しているオープンアクセスを図解してみようと思いたち、ノートにこんな図を描いてみました。 オープンアクセスいろいろ (論文の)オープンアクセス*1と一口に言ってもいろいろあり…

PLoSという出版社

2ヶ月ほど前の記事ですが「PLoS’ Squandered Opportunity — Their Problems with the Path of Least Resistance « The Scholarly Kitchen」が示唆深く、面白い記事でした。原文はかなり長文なので、抜粋と自分の覚書レベルの適当翻訳をつけて紹介します。正…

学術論文が出版されるまで

北大の生物系研究室のブログにて、研究者・論文を書く立場から見た、論文の作成〜acceptまでの流れが紹介されていました。 福井 学の低温研便り: 学術雑誌掲載論文ができあがるまで自分も出版側の目線で「学術雑誌掲載論文ができあがるまで」を書こうと思い…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その11

興味がないポストはコメント全くなしです。 猿vsロボット:Facebook時代の不思議なアイデンティティってやつ(5月23日) original:"Monkeys vs. Robots: The Mysteries of Identity in the Age of Facebook" by Kent Anderso http://scholarlykitchen.sspnet.o…

電子書籍がいずれ表舞台を奪うだろう。でも今のところ出版社が出る幕も残ってはいる

オリジナル 「Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その11」の前座として、5月14日のScholarly Kitchen記事「E-Readers Will Take Centerstage If Prices Drop, Yet Publishers Still Have Two Left Feet」を全文訳します*1。 全文訳 ボ…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その10

更新しないまま月日がどんどん流れてしまうので、ひとまず「追っかけ」ます。 STM協会春季大会:出版社は耳を澄ましているか?(4月29日) original "STM Association Spring Conference: Are Publishers Listening?" by Ann Michael http://scholarlykitchen.…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その9

間を開けてしまいました。ひとまず4月に入ってからの10日分を追っかけました。10回目からは、ちょっとやり方を変えるつもりです。 iPadと暮らし始めて4日経った(4月9日) original:"Four Days with the iPad" by Howard Ratner http://scholarlykitchen.sspne…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その8

日本は桜の時期ですね。花見どころじゃない寒さのようですが、花は大丈夫なのかしら? 学術関連商品が売れるマーケットを探している? 電話だ!(3月31日) original "Seeking a Major Market for Scholarly Materials? Get on the Phone!" Posted by Alix Van…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その7

ひとつ前で取り上げた「Why Hasn’t Scientific Publishing Been Disrupted Already?」、コメント欄もかなり盛り上がっているので、気になる方は英語で読むと楽しいと思います。 出版社はどうやってiPadという難問を解くのか:印刷版と電子版(3月22日) orig…

何故科学出版はまだ崩壊していないのか?

今年はじめに読んで以来、あまりの面白さにこっそり興奮していたScholarly Kitchenの「Why Hasn't Scientific Publishing Been Disrupted Already?」という記事を取り上げます。 http://scholarlykitchen.sspnet.org/2010/01/04/why-hasnt-scientific-publis…

ブログタイトル追っかけプロジェクト その6

もうすぐ桜の季節・・・ですが、シンガポールは相変わらず夏です。四季があるのが当たり前と感じている日本人は、さりげなくとても恵まれています。。。 TrendWatching.com その言葉は、あなたが言いたいこととは違う意味ではないかしら(3月12日) original…

ブログタイトル追っかけプロジェクト その5

日本で開催されているSPARCやNIIや大学図書館の皆様の勉強会の情報を見るにつけ、日本の学術関係の方々は勉強熱心で素晴らしいなーと思います。もちろん大切なのは勉強したうえで何を為すかですが、諸々のイベントがあったおかげで、私みたいな若造*1も学ぶ…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その4

こちらに来て研修が終わって以来ずっと仕事が忙しかったのですが、ちょっと落ち着いてきました。今週末は現地の友人に誘って貰った縁で、自転車にたっぷりと乗ってきます。 動画を使って大学出願:タフツ大学がYouTube世代に恩寵をもたらす (2月26日) origin…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その3

自分が日々の瑣末な物事に追われているあいだにも、世界はどんどん動いていますね。 電子書籍、CrossRefの力を借りて加速 2月19日、Alix Vanceによる記事。 original E-books Get a Leg Up from CrossRef http://scholarlykitchen.sspnet.org/2010/02/19/e-b…

科学研究をすること vs 科学活動について話すこと

2月8日のScholarly Kitchen記事「サイエンスとWeb 2.0:科学研究をすることvs 科学活動について話すこと」が面白かったので、自分が関心を持ったところを抜き出しておきます。 原文からの抜出し・ざざっと翻訳 Nearly all of the more visible attempts so f…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その2

前回の「これから」をまだ1つしか消化できていない。。。旧正月の連休中(シンガポールは4連休)にすることがあって幸せです。 それにしても更新盛んなScholarly Kitchen。次回からカテゴリを訳すのはやめようかな。 テクノロジー親和度テスト:Facebookロ…

Scholarly Kitchen ブログタイトル追っかけプロジェクト その1

アメリカの学術出版協会によるブログScholarly Kitchenが面白い。しかしどの記事も読み応えがあって、ぼんやりRSSを見ていると脳内スキップしがち。タイトルだけでもちゃんと眺めて、「これは」と思う記事はしっかり読みたい・・・というわけで、Scholarly K…

「研究者のお手伝い」をし続けるために(考えごと)

すっかり放置してしまいましたが、シンガポールに移動しました。 今の仕事は、前と同じ学術出版職ですが、前とちょっと立ち位置が違います。細かいことはここでは触れませんが、ちょっと見る角度が変わって、色々考えました。今日はその記録。私は研究者や科…

オープンソースとオープンアクセス

オープンアクセスとオープンソースを融合させたPublic Knowledge Project - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載 2年前の記事だけど、あまり古びていないと思う。興味深く読んだ。 Public Knowledge Project(PKP)は、テクノロジにおける2…

国会図書館の書籍、ネット有料公開へ?

各種報道 今日のasahi.comにこんな記事が載っていました。 朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?また8月17日に行われた「ACADEMIC RESOURCE GUIDE(id:arg)」によるイベント「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム…

サイエンスジャーナリズムを改革した男

「Nature」編集部の古参Sir John Maddoxが、この4月に亡くなった。*1 Sir Johnって誰? 天下の「Nature」編集部の人とはいえ、それだけでScience and Technologyトップページを丸々割くとは、The Economistも英国びいき甚だしいだなぁと思ったら、読んでびっ…

ticTOCs splushが便利

学術雑誌(ジャーナル)の目次情報。各社がメールやRSSで配信していて便利だけども、あっちのサイトに行って登録して、こっちのサイトに行って登録して・・・というのはちょっと手間がかかる。ticTOCs splushが対応しているジャーナルであれば、まとめてR…

"Citation Statistics"日本語訳 発表されました

少し前のことになりますが、以前取り上げた(d:id:kany1120:20080911)"Citation Statistics"全文の日本語訳が発表されました。「数学通信」2008年11月号に掲載されていましたが、ホームページでも全文をPDFでダウンロードすることができます。 http://maths…

"Citation Statistics"日本語訳 近日発表?

今年6月に国際数学連合(IMU)らが発表した"Citation Statistics"、おもしろいなー、いずれ和訳しよかなーと思いながらのんびりと読んでいた。 国際数学連合(IMU)が応用数理国際会議(ICIAM)、数理統計研究所(IMS)と合同で、学術文献の引用を統計学的に…

DS読書

最近、通勤電車の中ではDSで文学三昧です。ページをめくる手間がない(ボタン1つでページめくりができる)のが便利!↓で芥川龍之介の「羅生門」をリンクしていますが、自分の本棚には「羅生門」はありません。実家の本棚を漁ればあるかも?しれませんが、(…

著作権探訪記

学会にいってきました 先月の5月24日、著作権法学会の年会に紛れ込んできました。 http://www2.odn.ne.jp/~aaf77690/activity/20080524.html フェアユースとフェアディーリングの違い*1も知らなかった初心者でしたが、身近なテーマなので、興味深く各先生方…

編集者の仕事

専門書の編集者の仕事について。「編集」という言葉は、とても範囲が広いので、会社によっても、人によっても、編集者の仕事内容は様々だと思います。それを踏まえた上で、私は次の3つの役割が特に大事だと思っています。 何を出すか・どう出すか(マーケテ…

本の索引

最近、本の前付け・後付けのことをよく考えています。前付け・後付けというのは、本文じゃない、序文とか、あとがきとか、参考文献とか、奥付とか、そういうところ。 特に関心を持って観察しているのは、索引。最近調べているのは物理本で、あまり手元にない…

学術論文誌の今とこれから 

「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」というイベント@国立情報学研究所に行ってきました。備忘のためにメモを記録。 雑誌論文が研究成果発表の手段であるのはいつまでか(土屋俊先生@千葉大、文学) 「論文は絶対的な評価尺度ではない。学術研究成…

出版に関する、最近の考え事

編集者の仕事(Intro.) 「書籍の編集者って、なにするの?」と尋ねられて、簡単に答えるとしたら、書籍に関して 何を出すか・どう出すか(マーケティング) 正確性・信頼性の担保(品質保証) 人間関係の調整(カウンセラー) の3つに責任を負う仕事だ、と答…

ebookとはなんぞや

「ebookってなに?」と、ずっと考えている。思いつくものをざーっとあげてみる。小項目は具体例。 専用端末で読むもの kidle用データ Sony Reader用データ Clie等Palm用データ 電子ペーパーを使ったもの READIUS http://www.gizmodo.jp/2008/01/post_3004.ht…

日本の出版社数は約4500

日本の出版社は約4500社。中国は約600社。ドイツは約6000社。アメリカは1万社超?(データなし) 新刊書の点数は、日本が約8万点。中国が約12万点。ドイツが約8万点。アメリカは約19万点。 人と話していて、数が不安になったので覚え書き。ちなみに日本で最…

電子ブック

電子ブック(ebooks)に関して書くブログ(はてなグループ)を作った。http://kindle.g.hatena.ne.jp/kany1120/最近、Amazonから発売された電子ブックリーダー「Kindle」が欲しくてたまらない。現在アメリカのみで販売・使用可能。今日↑のブログで翻訳した記…

PDFに広告掲載

電子コンテンツから収益を得るための一策として、PDFに広告を挿入する仕組み作りが進んでいるようです。Publishin Weeklyを見ていて気になったので和訳しました。11月30日の記事です。 http://www.publishersweekly.com/article/CA6506629.html?rssid=192 PD…

楳図かずお「へび女」シリーズ、アメリカで出版

PublishingWeeklyを眺めていたら、こんなニュースを発見。 http://www.publishersweekly.com/article/CA6500518.html?rssid=192 IDW publishingというアメリカのコミック出版社が、楳図かずおの「Reptilia」すなわち「へび女」を米国で出版するようです。楳…

コピーライトマーク © にまつわるトリビア

©マークに、法的な意味はありません。 少なくても日本国内においては。国内では意味がないということは、昔インターネットで読んだことがあります。が、日本以外でも、ほぼ全ての国において、同じ事が言えるそうです。今日、文化庁の著作権教育係の人の話を…