言葉にならない息苦しさを感じているあなたに

JTPAシリコンバレーツアーの参加者募集が開始されました。
今年の3月に私も参加したこのツアー、身の回りで足掻きつつ「なにかが足りない」と思っているあなた、「オレは英語できないから、日本でいいよ。アメリカなんて嫌いだし」と言っているあなたこそ、参加する価値があると思います。


正直に言うと、私はアメリカがあまり好きではありません。政治力にものを言わせて戦争するし、カルチャーは派手派手しく押し付けがましいし、おいしい食べ物もない。だけど、良いところもたくさんあります。このイベントは、それを見て、聞いて、触れてくる、またとない機会になりました。

簡単に言ってしまえば、アメリカの良さは日本にない開放性、社交性、パワフルさ、スピード感です。こう書くと素晴らしいもののように思えますが、それが素晴らしいものとは限りません。社交性は押し付けがましさです。開放性は恥じらいのなさです。日本人はパワーがないぶん手先が器用ですし、スピードが鈍いぶん相手を思いやる繊細さがあります。



日本のほうが優れているところは、たくさんあります。
そして、だからこそ、アメリカには日本には足りない「なにか」があります。



たったの4日間だけでしたが、私がシリコンバレーツアー、そしてツアーで出会った友人から受けた影響ははかりしれません。参加していなかったら、仕事を辞めることもなかったかもしれない。この影響が良いものか悪いものか、今の私には判別はつきません。でも、確実に何かが変わりました。


最後に、このツアーは応募時に志望動機を提出する必要があります。昨年私が書いた文章を、参考までに載せておきます(社名は伏せました)。かっこいいこと書いていますが、実際はへなへなです。でも、この文章の目的は「ツアーに参加すること」でしたから、これで良いんです...たぶん(笑)。

自分のセールスポイントはどんなに複雑な物事も理解でき、わかりやすく翻訳する能力があること。もともと人に勉強を教えることが多いほうだったが、大学で数学を学ぶことによって物事を論理的に理解する能力が鍛えられ、そして数学嫌いな友人に自分の学んでいることを説明するために、複雑な物事を翻訳してわかりやすく伝えることができるようになった。
このような能力を活かして2006年4月から大手電機会社にてシステムエンジニアとして働く予定。得意な英語を生かしてエンジニアとしてのキャリアを積みたいが、どのようなキャリアを築くかがまた想像の域を脱せず、具体的なイメージが付きかねている。具体的なキャリアプランを立てるためのヒントをつかむために、是非今回のツアーに参加したい。
ツアーにおいては、疑問に思ったことをそのつど質問したり確認したりする役割を果たしたい。ツアーなので時間の制約があるとは思うが、参加者全員が何らかの気づきを持ち帰ることができるよう、考える時間を創り出す役を務めたい。


【おまけ】
敬愛する(男女問わず「かっこいい」とつぶやきたくなるイケメンギーク)江島健太郎さんも紹介なさっています。http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/003361.html


現地でとりまとめをしてくださったNaotakeさんのpodcastで、参加者による感想も聞けます。私も酔っぱらいながらしゃべってます。
Ask Naotake!番外編 http://www.cacasting.net/node/64


ツアー紹介文いろいろ