最近読んだ本いろいろ

読む量は増えているのだけど、アウトプットする量はむしろ減っている気がする。
ひとつひとつ丁寧にやるのは面倒なので、まとめて行くよー。読みたいのがあったら言ってね。

耽美生活百科

耽美生活百科 (YOUNG YOUコミックス)
バイブルと言っても過言でないほど、しょっちゅう読んでる。エッセイ?コミック。テーマごとに2ページ〜4ページずつ、気ままなエッセイ+イラストを。あいうえお順で。「怠惰」の項が大好き。「戀愛」の項も面白い。番外編のタンビマニアのための旅行ガイドも好き。特に倫敦・ベネツィア篇が良い。ほっそいラインの絵も大好き。欧羅巴に持って行って、日本語が恋しくなったときによく読んだ。

アンドレ・ヴェイユ自伝〈下〉―ある数学者の修行時代

アンドレ・ヴェイユ自伝〈下〉―ある数学者の修行時代 (シュプリンガー数学クラブ)
以前レビューした本の下巻。実はまだ読んでいる最中。ドイツでヒットラーが力を発揮し始めて、戦争が始まって、それの影響を受けて、、、と、波瀾万丈になってきていて、歴史の体験者の手記としても面白い。

美しい日本の私―その序説

美しい日本の私 (講談社現代新書 180)
川端康成ノーベル賞受賞記念講演+その英訳。「私の作品を虚無といふ評家がありますが、西洋流のニヒリズムといふ言葉はあてはまりません」が"My own works have been described as works of emptiness, but it is not to be taken for the nihilism of the West"と訳されていて面白い。そうか、虚無はemptinessとしか訳せないのか。西洋人からみたらわけわかんないだろうに、それでも日本ファンが多いのは不思議なものだ。


医学文献サーチガイド

医学文献サーチガイド
社長がくれた本。文献の探し方や、データベースの使い方について。ちょっと古いけど、知らないことがたくさんあった。論文の査読制度(レフェリーシステム)や、学術雑誌の評価されかたについては、IT系の人も知っておくと良いかもしれない。

ビーイング・デジタル―ビットの時代

ビーイング・デジタル―ビットの時代
10年以上前に書かれた本なのに、なぜこの人は現代社会を見てきたことがあるかのように語っているんだろう!? と驚愕しながら読んだ。デジタル化する社会について思うことを書いた連載エッセイを1冊にまとめた本だけど、1冊の本としてもすさまじく面白い。未来に希望を抱きつつ、未来を見据える人というのはすてきだなあ。それにしてもすごいよ、この人。感激。ページの端を折りすぎてすごいことになっている。これはぜひ誰かに読んでほしい! というわけで、読みたい人募集。