最近読んだ本 2007年10月

しばらく書いてなかったんですが、相変わらずじりじりと読んでいます。しかし文学には、すっかりご無沙汰しています。

自分の仕事をつくる/西村佳哲/晶文社/2003年自分の仕事をつくる

友人がブックレビューで紹介していたのをきっかけに購入し、それ以来色々な人にオススメしています。読み返すたびに、静かにどきりとさせられます。働く事を通して、生きる事を考える。新しい眼になる1冊です。

この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。

NYブックピープル物語/浅川港/NTT出版/2007年NYブックピープル物語―ベストセラーたちと私の4000日

講談社アメリカにて11年間、アメリカの出版界に身を投じた著者の体験記+米国出版事情記。出版ビジネスが、日米でどう違うか、実際の体験に即して書いてあり、とても勉強になりました。堺屋太一氏による「刊行によせて」も、日本の出版が、世界から孤立している様子を簡潔に照射しています。

まず、左の表を見て頂きたい。ユネスコの調査による1979年から2002年までに英語に翻訳出版された本の元の言語別の数である。
ドイツ語やフランス語は二万点以上、ロシア語が一万余もあるのに、日本語は僅かに二千二百七点、ハンガリー語やデンマーク語よりも少ない。

藤忍の資産設計塾 外貨投資編/内藤忍/自由国民社/2007年内藤忍の資産設計塾 外貨投資編―投資フロンティアを広げる外貨攻略法

そろそろ20代も半ばになるのだし、少しは投資の勉強をしようと思い、入門として読んでみました。外貨預金は前からやっていて、なじみもありますし。著者の内藤さんはマネックス・ユニバーシティ取締役なので、マネックスの商品が多く例に出される点は要注意ですが、外貨投資全体に対する理解を深められたと思います。