読んでいる本 2007年11月

砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)


初めて読んだのは10年前くらいのこと。久し振りに手に取りましたが、背筋のぞわぞわとする感覚がたまらず、3日でさっくりと読みきってしまいました。今度はもう少し時間をかけて、じっくり読もうと思います。


出版経営入門 新装版―その合理性と非合理性

出版経営入門 新装版―その合理性と非合理性


出版という商売をマクロから捉えた本。ミクロな視点から出版を語ったもの……編集者による手記は日本にもありますが、ビジネスとして出版を捉えて解説している本は少ない気がします。「なるには」本でも、小説家と文芸編集者の熱い時代を語ったものではなく、学問的に理論的に「出版経営」を説明しているだけなので、出版関係者以外には詰まらないと思います。id:myougadaniさん、ご興味がありましたらどうぞ。


にほんの建築家 伊東豊雄・観察記

にほんの建築家 伊東豊雄・観察記


建築家自身よりも、瀧口範子さんに興味を持って読み始めた本。昨年、id:marqsに勧められたような記憶が。ずっと積ん読してましたが、梅田さんの本に瀧口さんの名前が出ていたのをきっかけに、読んでいます。ぐいぐいひきつけられる感じではなく、ゆるりと柔らかな波長に共振したくなります。日経PCオンラインで連載中の「シリコンバレー通信」も興味深いです。
http://pc.nikkeibp.co.jp/pc/column/takiguchi/index.html