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著作権探訪記

学会にいってきました 先月の5月24日、著作権法学会の年会に紛れ込んできました。 http://www2.odn.ne.jp/~aaf77690/activity/20080524.html フェアユースとフェアディーリングの違い*1も知らなかった初心者でしたが、身近なテーマなので、興味深く各先生方…

編集者の仕事

専門書の編集者の仕事について。「編集」という言葉は、とても範囲が広いので、会社によっても、人によっても、編集者の仕事内容は様々だと思います。それを踏まえた上で、私は次の3つの役割が特に大事だと思っています。 何を出すか・どう出すか(マーケテ…

本の索引

最近、本の前付け・後付けのことをよく考えています。前付け・後付けというのは、本文じゃない、序文とか、あとがきとか、参考文献とか、奥付とか、そういうところ。 特に関心を持って観察しているのは、索引。最近調べているのは物理本で、あまり手元にない…

学術論文誌の今とこれから 

「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」というイベント@国立情報学研究所に行ってきました。備忘のためにメモを記録。 雑誌論文が研究成果発表の手段であるのはいつまでか(土屋俊先生@千葉大、文学) 「論文は絶対的な評価尺度ではない。学術研究成…

出版に関する、最近の考え事

編集者の仕事(Intro.) 「書籍の編集者って、なにするの?」と尋ねられて、簡単に答えるとしたら、書籍に関して 何を出すか・どう出すか(マーケティング) 正確性・信頼性の担保(品質保証) 人間関係の調整(カウンセラー) の3つに責任を負う仕事だ、と答…

ebookとはなんぞや

「ebookってなに?」と、ずっと考えている。思いつくものをざーっとあげてみる。小項目は具体例。 専用端末で読むもの kidle用データ Sony Reader用データ Clie等Palm用データ 電子ペーパーを使ったもの READIUS http://www.gizmodo.jp/2008/01/post_3004.ht…

日本の出版社数は約4500

日本の出版社は約4500社。中国は約600社。ドイツは約6000社。アメリカは1万社超?(データなし) 新刊書の点数は、日本が約8万点。中国が約12万点。ドイツが約8万点。アメリカは約19万点。 人と話していて、数が不安になったので覚え書き。ちなみに日本で最…

電子ブック

電子ブック(ebooks)に関して書くブログ(はてなグループ)を作った。http://kindle.g.hatena.ne.jp/kany1120/最近、Amazonから発売された電子ブックリーダー「Kindle」が欲しくてたまらない。現在アメリカのみで販売・使用可能。今日↑のブログで翻訳した記…

PDFに広告掲載

電子コンテンツから収益を得るための一策として、PDFに広告を挿入する仕組み作りが進んでいるようです。Publishin Weeklyを見ていて気になったので和訳しました。11月30日の記事です。 http://www.publishersweekly.com/article/CA6506629.html?rssid=192 PD…

楳図かずお「へび女」シリーズ、アメリカで出版

PublishingWeeklyを眺めていたら、こんなニュースを発見。 http://www.publishersweekly.com/article/CA6500518.html?rssid=192 IDW publishingというアメリカのコミック出版社が、楳図かずおの「Reptilia」すなわち「へび女」を米国で出版するようです。楳…

コピーライトマーク © にまつわるトリビア

©マークに、法的な意味はありません。 少なくても日本国内においては。国内では意味がないということは、昔インターネットで読んだことがあります。が、日本以外でも、ほぼ全ての国において、同じ事が言えるそうです。今日、文化庁の著作権教育係の人の話を…