海外生活と読書
シンガポールに来てから、本屋で紙の本を買うことがメッキリ減った。モノを増やしたくないという事情に加えて、当地では日本の書籍はもちろん洋書も高いうえに、品揃えが良くないからだ。たかだか500万人強という国の規模の割には紀伊国屋書店もあり、洋書のみならず日本語書籍まで手に入るという点は、恵まれているしありがたいことだと思う。しかし池袋のジュンク堂やamazon等通販の存在に慣れた身にとって、この国の書店環境はあまりに貧弱+割高である。
はじめの2年ほどは(書店よりも蔵書のバラエティが豊かな)図書館のお世話になったり、日本で電子化した本をiPadで読んだりした。しかしminiじゃないiPadはサイズ的にも重量的にも持ち歩きに不向きで、そのおかげでよく(図書館で借りた)洋書を読んだ。英語学習の役には立ったが、読みたい本がなかったり貸出中だったり、不便も多かった。
1年ほど前にKindle paperwhiteを買った。それを機に図書館を使うのをやめて、
という3つの方法をブレンドして読書するようになった。今のところ調子は上々で、読みたい本をほぼ不自由なく読める状態になり、読書量も増えた。とはいえ、ひとの欲望は際限のないもの。Kindle paperwhiteは軽く小さく、読書専用端末として気に入っているが、PDF化する本によっては字が潰れて読めなくなってしまうのが難点だ。そこで小型タブレットのNexus7かiPad miniを購入して、読書端末として活用しようかな……と、検討している。しかしiPad購入してからまだ2年も経ってないし……とか、タブレットだとインターネットに繋がってしまい読書から気が逸れてしまうかな……とか考えるとイマイチ踏み切れず、このエントリを書いている。