テレビのこと、伝えること

id:phoid:mimofuuが立て続けにテレビを見ない話を書いていたので、ちょっと便乗してみる。

高校に入ってから、あまりテレビを見なくなった。背景を説明しだすと長くなるので書かないけど、理由は簡単にいうと以下の3つ。

  • 見たい番組がない
  • 見たい番組があっても、帰宅するころには終了後
  • 録画だけしたビデオがうずたかく積まれてげんなり

テレビを見ないからといって、映像メディアが嫌いなわけではない。先生やid:manpukuyaさんのオススメ番組を見たいと思うこともよくあるし、たまに親が見ている番組を一緒に見ると、映像の力はすごいと思う。でも、自発的にテレビを見る気はあまりない。それよりも自分の読みたい本を読んで、聞きたいCDを聞いて、見たい映像を見たい。*1


「話題に困らない?」と聞かれることがある。困ることは皆無ではないけれど、取り返しのつかない問題にはならない。そもそもテレビを見ていたころも、私が見る番組は偏っていたので、友人とテレビの話で盛り上がったことはあまりなかった。「ねぇねぇ昨日のホットウェーブ見た?」なんて、クラスメイトに聞けるわけないじゃないか。


別にこれが悪いことだとは思っていない。ただ、こういうことを考えていると、私は人と話すのが好きだけれど、それは「相手の話を聞く」のが好きなのであって、自分から何かを伝えようとする意思は、あまりないのだということに、気付く。自分の意見を伝えるよりも、誰かの素敵な意見を別の誰かに伝える、増幅装置になりたい。

*1:こういうことを言うと、過去の過ちから学ぶことも大切だと言われるかもしれない。けど、別にそういうものが「見たくない」わけじゃない。ヒロシマの写真集が本棚にあって、時折それを眺めることもある。流石に友人に勧めると引かれそうな気がするけど、うちに遊びに来た人がそれに興味をもってくれたら良いな・・・という気持ちも、少なからずある。