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すべての日本人に読んで欲しい


理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

大学時代に「理系学生のバイブル」と言われて買ったものの、読む気が起きなくて放置していた本。ふと思い立って読み始め、目からウロコ落ちまくり。感動しっぱなし。理科系だけじゃなく「もの書きのバイブル」といって差し支えないと思います。

論文は読者に向けて書くべきもので、著者の思いをみたすために書くものではない。序論は、読者を最短経路で本論にみちびき入れるようにスーッと書かなければならないのである。*1

ぼかしことばを入れたくなるたびにそれが本当に必要なのかどうかを吟味する習慣を確立すると、文章はずっと明確になる。

事実の記述についての3つの注意*2

  • その事実に関してその文書のなかで書く必要があるのは何々かを十分に吟味せよ。
  • それを、ぼかした表現に逃げずに、できるだけ明確に書け。
  • 事実を記述する文はできるだけ名詞と動詞で書き、主観に異存する修飾語を混入させるな。


ひとつひとつは(仕事や論文で文章を書く上で)当たり前のことですが、こういうことは、ある程度の期間、練習しないとできるようにならないのです。もちろん書く文章すべてに、こういったことを適用する必要はありません。が、わかっている・いないじゃ大違い。柔らかい文体でありつつ、わかりやすい文章を書ける人は、こういう基本ができています。


・・・というわけで、理系文系問わず、日本語で文章を書く人は必読!
私ってば、なぜ大学在学中に読んでおかなかったの!? ががーん! の1冊です。

*1:「論文」を「文章」に置き換えても、同じことが言える・・・

*2:この引用箇所は、kanyが記述の仕方を変えています。